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親の心配が子供を指示待ち体質にしてしまっている?指示を辞めたら子供が変わった話

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社会人に増えている「指示待ち体質」

最近は大人でも指示待ち人間が増えているようです。社会人になると、自分で考えて行動する力が大切です。

「自分で考え、決断し、行動する」

これができない「指示待ち」の大人が、最近は増えているみたいですね。

  • 私の友人に企業で人事の仕事をしている人がいるのですが、
  • イレギュラーの出来事に対応できない。
  • マニュアル通りの仕事は出来ても、その先の事は出来ない。

このような若手社員が多いようです。

やっぱり普段から自分で考える習慣のない人に「自分で考え、決断し、行動する」ことを教えるのは大変なそうです。

「自分で考え、決断し、行動する力」は、子供の内に身に着けておきたい力の一つだと人事の友人も言っていました。

そんな話を聞いて「確かにそうだな~」と思ったけれど、具体的に何をすればいいのかスグに思いつきませんでした。

自分の子供も指示待ち体質になっていた

自分の子供を客観的に見てみると、「自分で考え、決断し、行動する力」が身に付いているとは言えません。

そして親として自分の行動を振り返ると、子供の行動につい先回りして口出ししてしまっていることに気づきました。

そんな親の行動が、子供を「指示待ちっ子」にしてしまう原因になっているんでしょうね。

親が子供から「自分で考え、決断し、行動する力」を奪ってしまわないように、日々の子供とのかかわり方を見つめ直してみませんか?

「指示」をやめて「計画」を始めたらうまくいった!

人事部の友人から指示待ちっ子にしないための経験談を聞いてみました。

実は友人も小学校低学年ごろまで「自分で考え、決断し、行動する」ことを意識していなかったそうです。

一人っ子なので、目が行き届いてしまい、つい先回りして口出しをしてしまっていたようです。

うちは子供が3人なので全然目が行き届きませんが、一人っ子なら子供の動向全てに目を光らせてしまいがちです。

親はついアレコレ子供に指示をしてしまいがちです。

あなたは子供にこんな指示をしていませんか?

例えば習い事に行く何分か前には「支度をしなさい。」と言っていたそうです。

本来ならば

「もうすぐ時間だから支度をしておこう。」

と、いうのが「自分で考え、決断し、行動する」ということになります。

他にも、

  • 「歯磨きしなさい」
  • 「宿題しなさい」
  • 「5時までに帰りなさい」

などなど、ついつい言ってしまいがちです。

親としてつい先回りして言ってしまうのですが、子供の成長を妨げる要因にもなるので辞めないといけませんよね。

指示待ち体質を改善する方法

でも、急に何も指示が無くなってしまったら、子供って本当に何もしないんですよね。

もともと面倒くさいことはしたくないというのがあるみたいで、親が言わなければ平気でダラダラしています。

そんな状態のままでいきなり「自分で考えろ!」と突き放されても、子供だってどうしたらいいか分からないんです。

そこで友人が先ずしたことは・・・。

「今後の予定を子供に聞く」

ということでした。

今後の予定を聞くってどういうことかというと、

帰ってから何時まで遊んで、何時から勉強して何時からお風呂に入るか一日のスケジュールを確認したそうなんです。

今までそんなこと考えてもなかったから、適当に思いつくままスケジュールを答えている状態でした。

適当に言っただけだから、自分の立てた予定を忘れてしまうことも度々です。

なので、スケジュールを紙に書かせるようにしてみたそうです。

ここで大切なのは、「親はグッと我慢すること」だそうです。

最初はつい指示を出したくなったり、行動に移さない子供にヤキモキしたりもします。

そんな時「やりなさい!」と言いたいのをグッとこらえて、「どう!?予定通りに進んでる?」と要所要所で聞くだけにしたそうです。

一度支持をしだすとその後もずっと指示しまくりになってしまう親御さんって多いですから、とにかく親の我慢が重要なポイントになるようです。

それを毎日続けたことで、子供が自分で考え、行動が出来るようになっていったそうです。

「自分で考え、決断し、行動する」ことの第一歩として、この方法は有効だったと教えてくれました。

友人の子供は中学生になった今では、テスト前などは自分で計画して実行しているので

「勉強しないさい!」

とか

「そんなんでテスト大丈夫?」

なんて言うことがないそうです。

小さい頃からの積み重ねで、自分で考えて行動できるようになっていくんですね。

理由を考え説明させるプレゼンごっこ

もうひとつ友人が取り組んだ方法を教えてもらいました。

それは、

「子供に選択させるときに理由を考えさせる」

ということでした。

子供が何を選んでも何をしなくても、「その理由」を説明できることが大切なんだそうです。

自分で考えて行動することを身につけるためにしたこととは何だったのでしょうか?

例えば中学生になったとき、門限を自分で決めてもらいました。

決める時にどうしてその時間なのかを、親が理解できるように説明してもらったそうです。

その子が決めた時間は「18時半」です。

その理由について、子供の説明を着てみると、

  1. 学校では19時までに帰宅するように決められている
  2. 友達にリサーチした結果、18時まで遊べる子が多かった
  3. 18時に解散して遠い子の家からは20分程度かかる

と、3つの理由を説明したそうです。

ここでは納得できる理由かどうかはまだ置いておいて、まずは自分で理由を考えて説明させることが大切だそうです。

そしてよほど素っ頓狂な理由でないかぎり、ある程度は認めてあげることも大切だと言っていました。

自分で選んで、考えて、認められれば、子供だって嬉しいですよね。

友人の家では、結構な頻度で子供からのプレゼンが開催されているということです。

最近はスマートフォンを手に入れるためにプレゼンを一生懸命考えているそうで、「納得させるプレゼンが出来るか楽しみです」と笑っていました。

子供の成長をサポートすることで親も成長する

  • 「予定を立てさせること」
  • 「理由を説明させること」

を続けてみた結果、自ら積極的に考えるようになっていくようです。

計画して実行しきちんとした理由を説明した上で、手に入る自由を満喫している子供を見ると

「成長したな」

と思わず感慨深くなるみたいで友人も嬉しそうに話してくれました。

最初のうちヤキモキすることもあるかもしれませんが、やっぱり子供の成長のために我慢が大切なんですね。

これが「自分で考え、決断し、行動する力」となって、子供の成長や自立を後押ししてくれるはずです。

親って心配もあるけど面倒くさいってのもあって、つい先回りして日々の生活がスムーズにいくよういしてしまいがちです。

ぶっちゃけ子供に考えさせて行動させるのって、かなり大変で我慢が必要なことですからね。

特に一人っ子など、目を配る時間が豊富なほど、ついつい手や口を出してしまいがちです。

もしお子さんが「指示待ちっ子」になっていると感じたら、子供の成長を信じて親として自立した子供になるようにサポートしてみませんか。

親としても成長できると思います。

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