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外壁塗装でトラブル発生!作業工程表と作業報告はセットで確認しないとダメ!

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5月15日からスタートした外壁塗装ですが、3日目が経過した頃にトラブルが発生しました。

気付いたキッカケは、日々の業務報告の時でした。

今回依頼をした外壁塗装店さんでは、日々の仕事が終わったらその日の作業内容を職長さんが報告してくれます。
(ちなみに朝もその日の作業予定を簡単にですが説明してくれます。)

その日の作業内容を簡単に説明してくれるのですが、その内容を聞いて「ん!?」と何か違和感を感じることがあったのです。

目次

コーキング「打ち換え」が「打ち増し」になっていた

コーキングは全て打ち換えのはずが打ち増しになっていたので、作業をイチからやり直してもらいました。これで工期がかなり伸びてしまいました。

外壁塗装の見積もりでは、コーキング(シーリング)は「全部打ち換え」となっていました。

打ち換えとは、既存のコーキングを全て撤去して新たにコーキングを打ち替えることです。

打ち増しは、既存の傷んだコーキングの上からコーキングを充填して補修する方法です。

どちらの方法ががいいかをネットで調べた限りでは、諸説ありで正解がイマイチ分かりませんでした。

ただ複数の外壁塗装店で現地調査してもらった時に「全部打ち換えする。」という業者さんが多かったです。

今回依頼した業者さんも店長さんが現地調査をしたうえで、「全部打ち換え」という見積もりを提出されました。

しかし、実際の作業は「打ち増し」になっていたのです。

思い込みは危険です

作業報告で「今日はコーキングの打ち増しをしました」と聞いた時は、何か違和感を感じたもののすぐには気付かなかったんです。

というのも、

「作業は打ち合わせ通りに進められるもの」

と思い込んでいたからです。

思い込みって危険ですね・・・。

その日は「ご苦労様でした」とそのまま挨拶をして作業は終了となりました。

自分としては何か違和感を感じたままだったので、改めて見積もり&提案書を見てみたんです。

すると「コーキングは全て打ち換え」となっていることに気付きました。

そこで翌朝の作業予定の説明の時に、聞いてみたんです。

「コーキングは打ち増しではなく、全て打ち換えのはずですが。」

すると職長さんから、

「まだ打ち換えしないで良い状態なので、打ち増しにしました。それに全て打ち換えすると時間も掛かりますよ。」

と、要約するとこんな内容の返答をされました。

作業内容を変更した理由が「時間が掛かかるから」というのも全然納得がいかないのですが、そもそもの取り決めに反故があります。

作業内容を変更するのであれば、事前に施主に相談することが提案書に書かれています。

その相談もなく作業内容を変更するのは、やっぱりルール違反です。

そこで「提案書&見積もりに全て打ち換えとなっているので、その通りに作業をしてもらえますか?」と依頼しました。

職長さんから「分かりました。」と返答を頂き、改めて打ち換え作業をしてもらいました。

とりあえず職長さんの判断で作業内容が施主の確認なしに変更されていたことは、これで一件落着かと思われましたが、そうでもなかったんです。

防カビ薬品が塗布されていなかった

外壁のコケがついた部分です。高圧洗浄で落としてから、防カビ薬品を塗布することでコケの発生を抑制します。

6日目の作業報告で「外壁の下塗りに防カビの薬品を混ぜて塗装しました。」と報告があったのです。

外壁にコケやカビが生えていたので、防カビの薬品を塗布してもらうようにお願いしていたんです。

この報告の何が問題かというと、それは前日に訪問した店長さんとのやりとりに戻ることになります。

コーキングの件で作業のやり直しとなったこともあり、店長さんが我が家を訪問して謝罪と状況確認をしてくれたんです。

その際に私から

「防カビの薬品は、もう塗布は終わっているんですか?」

と、質問したんです。

というのもコーキングの件があってから多少の不信感もあって、「防カビ薬品の塗布がされていないかも?」と心配になっていたからです。

すると

「最初の高圧洗浄の時に、防カビ薬品もローラーで塗り込んでいますので終わっていますよ。」

と、返答をもらいました。

これを聞いた時に「ん!?高圧洗浄の時にそんな作業してたかな?」と思ったのです。

でも一日中作業を見守っているわけでなもないし、職人さんを疑っている感が強くなるのもよくないと思ってそのまま聞き流しました。

トラブル発覚!言ってることが違うけど・・・

その翌日の作業報告でトラブルが顕在化します。

その日の作業報告で

「今日の外壁の下塗りに防カビの薬品を混ぜて塗装しました。」

と報告があったのです。

昨日に店長さんが

「もう終わっています。」

という防カビ薬品の塗布が、

「本日作業をしました。」

と報告されたんですからビックリです。

どうも店長さんとの打ち合わせ内容と職長さんの作業内容に相違があります。

このまま作業を続けてもらうのは不安しかないので、とりあえず職長さんにどうしてそのような作業になったかを聞いてみました。

以下にやり取りを書きます。

【私】店長さんから防カビ薬品の塗布は、高圧洗浄の時に終わっていると聞いていますけど。

【職長さん】高圧洗浄の時に防カビ薬品の在庫がなくてできなかったので、塗装の時にしました。

【私】でも店長さんは、高圧洗浄の時に作業が終わっていると話をしてましたよ。

【職長さん】そこは店長とうまく情報共有ができていませんでした。

【私】前回のコーキングでも提案書との違いがありましたが、作業の指示はどのように受けているのですか?

【職長さん】作業指示書があるので、それに従って作業をしています。

【私】では、作業指示書が間違っているということですか?

【職長さん】それは店長に確認しないと分かりません。

どうも要領を得ません。

このままでは埒があかないので、店長さんに再度来てもらうように依頼しました。

その日は作業終了時間だったので、翌日に店長さんに起こし頂いて改めて確認することとなりました。

提案内容と作業内容が違うのは何故!?

ここで一番問題なのは、「提案書と違う作業をしていること」ではありません。

それは作業をし直してもらうなりすれば、時間とコストは浪費しますがなんとかなります。

何より問題なのは、

「どうしてこのような事態が起こるのか?」

という原因の部分ですよね。

このままだとまた違うトラブルが、また起こりかねません。

前日の職長さんとの話では、作業指示書というものがあるらしいです。

  • 作業指示書の内容が間違っているのか?
  • 職長さんが現場で勝手に自分の思う通りに進めているのか?

このどちらなのかを確認して、今後同じようなトラブルが発生しないようにしなければなりません。

店長さんが来られたので、何が原因なのかを確認してみました。

結果は、

玉虫色の回答

しか得られませんでした。

*玉虫色とは:見方や立場によっていろいろに解釈できるあいまいな表現(Goo辞書より

トラブル解消のための解決策とは?

こちら側の質問に対してツッコミどころ満載の回答をいくつかされたのですが、必要以上に詰めることはしませんでした。

とにかく今後の作業が円滑に進むことがメインの目的なので、原因追求はほどほどにして今後の対応策を話し合いました。

すると店長さんから「私が現場にでることにします。」と対応策を提案してもらいました。

店長さんが直接現場に出てもらうことで、「作業指示書」という怪しい存在を介さなくて済みます。

ただ、店長さんも現場調査や見積作成など事務仕事もあるため、毎日現場に出るというわけにもいきません。

そこは事情も分かるので、「来れる範囲で結構ですけど、たまにしか来ないとかやめて下さいね。」と釘を差しておきました。

念のため「今の段階で来られる日程を教えてもらっていいですか?」と、現在の予定を確認してメモしておきました。

もちろん出席を取るわけではありませんが、「いい加減な対応したもらったら困りますよ」という意味を込めて来る日を書き留めました。

こんな感じで最初の方で作業内容の相違が発覚し、なんとかどさくさに紛れさせずに済みました。

結局の所、店長さんはたまにしか来られませんでした。

まあ忙しいから仕方ありません。

もともと職長&作業員の2名体制で作業をしていたところが、店長+職長となったので店長さんがこなければ職長さん一人で作業をすることになりました。

その結果、作業日換算で2週間程度で終了予定が、まる1ヶ月掛かってしまいました。
*作業日換算:日曜日と雨の日はお休みなので、稼働日で換算した日数

こんなことにならために、最初の段階で必ずしておいた方がいいことをお伝えします。

それは「施工計画工程表」の提出です。

工程表の作成と作業報告は絶対不可欠

施工計画工程表には、読んで時のごとく「作業内容とスケジュール」が書かれています。

今回も作業開始日に、職長さんから工程表をもらいました。

これがビックリだったんですが、見ますか?

これが職長さんから提出された外壁塗装の工程表です。信じられないくらいのざっくり感ですが、これでは作業の進捗も場当たり主義で進められてしまうので注意が必要です。

小学生の夏休みの宿題計画表みたいな感じですが、多かれ少なかれ見た目の違いだけでこんな感じの工程表が多いみたいです。

外壁塗装 工程表」で画像検索してみると、いろいろな工程表が検索結果に表示されます。

これらの工程表の画像を見ると分かりますが、今回頂いた工程表よりも見栄えは綺麗にされていても内容はあまり変わらないのが多いです。

やはり工程表ということでは、最低でも下記の内容くらいは書かれていないと困ります。

工程表がきっちりと書かれていれば、作業内容がある程度は明確になります。

事前に打ち合わせしていた内容と違っていれば、この時点で違いをチェックすることができます。

実際は作業が始まると、天候によって工程は大きく変わります。

工程表の内容など関係なくなって、現場判断でどんどん作業が進めらていきます。

うちの場合、最後の方は時間が掛かりすぎていたので、小さい屋根の3回塗りを一日で完了されてしまいました。

職人さんに確認したら

「大丈夫です。」

と言われたけど、

「本当!?」

と思ったのでいろいろ調べてみました。

塗料メーカーのホームページで確認したら、乾燥時間目安は外気温25度で4時間以上となっています。

小さい屋根部分で作業時間が朝9時から塗り始めて、30分&4時間以上の間隔を計算するとこんな作業イメージです。

  • (1回目)9時30分完了
  • (2回目)14時00完了
  • (3回目)18時30完了

作業日の6月2日の気温は「最高気温29.3度(最低気温17.2度)」で、理論上は可能なんですけどね。

まあ時間もないし、突っ込まれても大丈夫と言えるからって感じですかね。

基本は2日間~3日間を掛けて塗装するみたいですけど、この辺は状況次第でどうとでもされてしまいます。

うちの場合は工程表がさっきの通りだから、終了後に調べてみる形になるのでどうしても後手後手になります。

これが最初に詳細まで書かれた工程表を出してもらっていれば、その日の作業予定の際に確認することもできるようになります。

杜撰な工程表はその後が思いやられる

最初の計画が適当に書かれていると、その後の作業も行き当たりばったりで進められていきます。

もちろん経験を積んだ職人さんの行き当たりばったりだから、ほとんどの場合は大丈夫なんでしょう。

そうはいっても最初の約束と違うことをされることもあるので、やはり注意は必要です。

  • しっかりとした工程表の提出
  • 工程表をべースにした毎日の作業予定&作業報告の徹底

で、かなりリスクは軽減されます。

でも、実際は難しいですよね。

私のように在宅仕事であったり専業主婦の方なら、毎日の作業予定や作業報告を確認することができます。

仕事をされている場合は不在にしていることが大半なので、確認のしようがありません。

可能であれば携帯電話で連絡してもらうなり、なるべく日々の作業内容は確認することをオススメします。

もちろんしっかりと作業をしてくれる職人さんが大半ですが、自分の家を作業してもらっている職人さんがどうかは分かりませんからね。

後からやり直すと工期が延びて困ったことに

とにかくアレコレとトラブルがあって、工期はかなり長くなってしまったのです。

予定のほぼ2倍となる丸1ヶ月ほど、足場を組んだままの状態になってしまいました。

窓を閉め切った暗い部屋の状態が1ヶ月も続き、自宅作業をする身としてはかなりストレスを感じました。

そんなことにならないためにも、面倒くさいし言いづらいけど「工程表」はしっかりと書いてもらいましょう。

そして日々の作業チェックもできる限りしていきましょう。

職人さんをあまり疑うのは良くないですが、信用しきってしまうのも危険があります。

良い仕事をしてもらうためにも、こちらも興味を持って日々の外壁塗装の作業に関わっていきましょう。

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